ニュース 高齢者の1日の飲水量は?. トピックに関する記事 – 高齢者はどのくらい水分を取ればよいですか?

高齢者の1日の飲水量は?
高齢者の水分補給は麦茶や水がおすすめ!

高齢者の水分補給におすすめの飲料は、麦茶や水です 。 水に電解質と糖質をバランスよく配合した経口補水液は、食欲のない日や1日の水分量が少ない日など、体調に合わせて摂取するとよいでしょう。 コーヒーや緑茶は利尿作用があるため、水分補給には適していません 。必要水分量は、35ml(高齢者30ml、若年者40ml)×体重(kg)で計算します。 体重50㎏ならば 1750 mlとなります。高齢者に必要な1日の水分量はおよそ2,500ml。 水分は食事からも摂れるため、飲む量としては約1,000~1,500ml(コップ約7杯分)が目安です。

高齢者が過剰に水分を摂取するとどうなるか?高齢者や要介護者に水分補給を促すことは大事ですが、反対に水分を取り過ぎることも良くありません。 腎臓の働きで水分を尿として排出する1日の処理量は、約1.5Lと言われています。 これ以上飲み過ぎると、水中毒となり血圧の上昇やめまい、むくみや下痢、体重増加や頻尿につながります。 重度になると意識障害を起こす場合があります。

高齢者の水分不足の症状は?

高齢者では以下の症状が複数認められる時には著明な水分不足が考えられますので注意が必要です。

  • 舌・口腔内乾燥
  • 皮膚の乾燥、皮膚の弾力性・緊張度低下
  • 血圧低下・頻脈
  • 易疲労感、脱力、食欲低下、意欲低下、立ちくらみ
  • 意識障害・意識の鈍化 (「なんとなく元気がない」や「ぐったりしていて反応が鈍い」など)

味の好みだけではなく、飲みやすい温度に調整したり、使いやすい形状の容器を使うなど、快適に水分補給ができるような工夫をするのもおすすめです。 また、飲み物を飲むのが苦手という場合は、食事のなかに野菜や果物、汁物などを積極的に取り入れることでも水分の摂取量を増やすことができます。

水分が足りないとどんな症状がでますか?

全身の水分が2%減少すると喉の渇きを自覚し始め、3%を超えると汗が出なくなったり、めまいがしたりするなどの症状があらわれます。 5%を超えると全身倦怠感や頭痛、吐き気などが起こり、6〜8%には意識障害や筋肉のけいれん、そして10%以上の水分を失えば死に至る可能性があるのです。

高齢者の方々は、加齢とともに3つの変化がおこります。 のどが渇いた時には既に脱水症状というケースもある。 悪化すると意識レベルが低下し、昏睡状態、さらには死に至ることがある!

高齢者は水分不足になりやすい?

一般的に高齢者の身体の水分量は、若い頃に比べると約10%減り、約50%だといわれています。 つまり、身体の中の水分量が少なくなるため、若い頃より脱水症になりやすいといえます。 さらに、加齢とともに喉の渇きを感じる「口渇中枢」が減退するため、実際には水分が必要な状態であっても喉の渇きが感じにくくなります。高齢者に起こる浮腫は、「病気による浮腫」と「病気以外による浮腫」があります。 病気による浮腫の場合、心臓や肝臓などが原因の可能性もあるため、早めにかかりつけ医へ相談しましょう。 また、病気でなくても浮腫が慢性化している場合は、深部静脈血栓症などの病気を引き起こしてしまう可能性があるため非常に危険です。手の甲の皮膚を指でつまみ、パッと離した後に、つまんだ跡が消えるまで3秒以上かかった場合は、水分量が不足している状態です。 脱水症を起こしている可能性があります。

1 日に摂る水分の目安は「食事(間食含む)+飲み物」で約 2 リットル、食事 から約 1 リットル、飲み物から約 1 リットル必要です。 水分補給は、時間を決めて回数を分けて少しずつ行うことが大切です。

水の代わりになる飲み物は?水分補給におすすめの飲み物として、麦茶、ルイボスティー、炭酸水、水などを取り入れましょう。 また、起床時、運動時、入浴後、就寝前などが水分補給にぴったりなタイミングです。 なお、糖分やカフェインなどの心配も必要なく、温度の調節もしやすい水分補給ならシャインウォーターがおすすめです。

尿の色で水分不足をチェックする方法は?尿の色からも判断できる!

「尿の色は、脱水症を判定するのにわかりやすいチェックポイントです。 正常な状態の尿の色は、薄い黄色です。 ところが体内の水分量が少なくなるにつれて、尿の黄色味は濃くなっていき、オレンジ色から茶褐色へと見た目が変化します。 厚生労働省では『尿の色による脱水症状判定チャート』を発表しています。

水分不足かどうか確認する方法は?

体の渇きが命にかかわる! 水分不足度チェック

  1. 口や唇が乾いていることが多い
  2. 肌がかさかさしている
  3. 尿の回数は1日5回以内である
  4. 体がだるく感じる
  5. 朝起きると、まぶたがむくんでいる
  6. 脇の下が乾燥している
  7. 便秘または下痢気味だ
  8. 指で爪の先を押したとき、赤みが戻るのに3秒以上かかる


1.高齢者にみられる脱水症状について

具体的には、口の渇きや倦怠感、立ちくらみ、めまいなどが起こります。 そのほかに、皮膚や舌の乾燥、微熱、食欲低下、意識障害、頻脈なども代表的な症状です。体内の水分が2%失われると運動能力が低下

体内の水分が2%失われるとのどの渇きを感じ、運動能力が低下しはじめます。 3%失われると、強いのどの渇き、ぼんやり、食欲不振などの症状がおこり、4~5%になると、疲労感や頭痛、めまいなどの脱水症状があらわれます。 そして、10%以上になると、死にいたることもあります。体内の水分は血液・体温調節・腎臓や尿などと関連があり、人間が生命活動を営むうえで欠かせないものです。 それゆえに水分が不足すると熱中症や脱水症が起こる要因となり、頭痛・立ちくらみ・微熱・食欲の低下などさまざまな不調が体に現れます。 熱中症は最悪の場合、命にかかわることもあります。