ニュース 胃カメラとバリウムどっちがいいのか?. トピックに関する記事 – 胃カメラとバリウムは両方受けたほうがいいですか?
昔から、胃がん検診と言えばバリウム検査ですが、現在の胃がん検診は、バリウム検査と胃カメラ検査の両方が推奨されています。 つまり、バリウムでも、胃内視鏡(胃カメラ)でもどちらでもいいということになります。胃透視検査を通称「バリウム」、上部消化管内視鏡検査を通称「胃カメラ」と言います。 バリウムと胃カメラのどちらがおすすめか? 結論から言うと、ほとんどの場合、診断能において圧倒的に胃カメラの方が優れています。バリウム検査のデメリット
検査中の放射線被曝が避けられない。 検査中に体を色々な向きに動かす必要があるのでわずらわしさがあり、特に高齢者や体の不自由な方は大変。 発泡剤により空気をたくさん胃の中に送り込むため、検査中に胃が張ってしまい苦しい。 検査後は便秘になりやすく、便が硬くなってしまうことが多い。
胃カメラを受けた方がいい人は?特に胃の不調を感じていない方でも、40歳を過ぎたら定期的に胃カメラ検査を受けるのがおすすめです。 40歳頃から癌を発症する方が増え始めます。 また、50歳を超えるとさらに本格的に癌患者さんは急増するため、定期検査で調べておく必要があるのです。
バリウムは毎年飲むべきですか?
毎年バリウムを飲むと、それだけ早期に発見される可 能性が高まりますので、毎年検診を受けましょう。 また、胃がんの中には、少ないですが急速に進行するがんもあります。 検診で異常なしとの判定でも、症状が出れば、医療機関で受診しましょう。バリウムで再検査はよくあること
隆起型の胃癌、粘膜下腫瘍(GIST)、ポリープなどがわかります。 生検検査(組織をとって顕微鏡で診断します)などが必要なので再検査は胃内視鏡検査が必要です。
健康診断からバリウム検査がなくなったのはなぜですか?
胃の検査は健康診断の必須項目ではないため
そのため、従業員は企業の定期健診を受診する義務があります。 しかしながら健康診断の必須項目には、胃の検査は含まれていません。 これが、バリウム検査が義務化されていない理由です。
バリウム検査は初期の胃がんや食道がんを見落としやすい検査です
これでわかるのは粘膜の凸凹ですが、初期の胃がんや食道がんには粘膜の凹凸がほとんどなく、微細な色彩変化で発見するしかないため、バリウム検査で初期の胃がんや食道がんを見つけるのはとても難しいのです。
バリウム検査はした方が良いですか?
胃バリウム検査はバリウムが飲みにくく、便秘になる不安があるなど、人によっては悩ましいことが多い検査方法ですが、胃がんや食道がんの発見に有用です。 がん以外にも胃潰瘍や胃炎、ポリープの発見にも強いというメリットがあります。 発泡剤とバリウムを飲んだ後すぐに検査を行うため、撮影にかかる時間は10分程度と短めです。胃カメラの適切な受診頻度は1年に1回
ただし、除菌後の人に関しては、胃がんの発生リスクを考えると、1年に1回は胃カメラを受けるのが望ましいとされています。特に不調を感じていないという方でも、胃がんは40歳を超えると発生率が高まる傾向にあるため、40歳を過ぎたら定期的に胃カメラ検査を受けることが推奨されます。 また、50歳を超えるとさらに胃がんの患者様は急増していくため、早くから定期検査を受けることをお勧めいたします。
経口内視鏡とは? 経口胃内視鏡(胃カメラ)は、胃がんや潰瘍が疑われたときに行う精密検査です。 具体的には、口から内視鏡を入れて食道、胃、十二指腸の一部を直接観察し、がんやポリープ、炎症などを確かめます。 バリウムを飲む検査に比べて直接観察出来ることから微細な病変の発見に優れています。
胃カメラで癌が見つかった割合は?胃内視鏡検査(胃カメラ) 病理結果集計(2018~2020)
胃内視鏡検査(年度) | 2018 | 2020 |
---|---|---|
生検数 | 60 | 81 |
生検率 (%) | 10.7 | 7.7 |
生検有所見率(%) | 10.0 | 13.6 |
癌発見率(%) | 0.53 | 0.47 |
バリウム検査は何年おきに受けるべき?とくに食道がんは喫煙、飲酒、欧米型の食生活や逆流性食道炎の増加にともない近年増加傾向です。
胃内視鏡(胃カメラ)検査 | 胃部X線(バリウム)検査 | |
---|---|---|
対象年齢 | 40歳以上 | 50歳以上 |
受診頻度 | 年に1回 | 2年に1回 |
2021/06/28
バリウム検査はした方がいいですか?
胃バリウム検査はバリウムが飲みにくく、便秘になる不安があるなど、人によっては悩ましいことが多い検査方法ですが、胃がんや食道がんの発見に有用です。 がん以外にも胃潰瘍や胃炎、ポリープの発見にも強いというメリットがあります。 発泡剤とバリウムを飲んだ後すぐに検査を行うため、撮影にかかる時間は10分程度と短めです。
胃の検査は健康診断の必須項目ではないため
そのため、従業員は企業の定期健診を受診する義務があります。 しかしながら健康診断の必須項目には、胃の検査は含まれていません。 これが、バリウム検査が義務化されていない理由です。胃がんはピロリ菌が感染していなくても突然出てくることがありますので、感染が無くても5年に1度程度は受けておかれることをお勧めします。 ちなみに、大腸とは異なり、胃のポリープが「がん化」をすることはあまり無く、むしろ、胃底腺ポリープの場合は、それがあれば胃がんはできにくいとされています。早期発見のためには定期的に胃カメラ検査を受けることが大切です。 これから先も健康な生活を送るために、40歳を過ぎたら1年に1回、定期的な胃カメラ検査を受けるようにしましょう。